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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(10) [日立鉱山電車]

昨夜は先週切り出したギアボックスを組立て、ギアや車輪を取付けました。
まず、スペーサに通すφ1.0のドリルロッドにφ1.5×φ1.0の真鍮パイプをかぶせ、その上にウォームホイールを固定します。これをM1.7 のネジで両側から徐々に締め付けながら芯出ししていきます。
スペーサの切断面がよく見るといくらか斜めってて一抹の不安はありながらもウォームを通した軸は一応クルクルまわることはまわります。
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モーターは鉄コレ動力改造用に去年入手したミネベアSS10G0RTMをM1.4 ビスでブラケットに固定し、これをピニオンからスーパー2段でまず33:12に、さらにウォームとヘリカルギアで28:1に減速するのでトータルで77:1とまずますの減速比のはず。
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集電ブラシはIMON製の品番2023を折り曲げ・穴あけ加工して取付けました。私の折り曲げの精度が低く、ブラシの方をかなりイビツな形に変形させる必要がありましたが、ひとまずこれで走るようになりました。ギアの嚙み合わせはエッチングとリーマ加工でそれなりに正確さを期してもなお、ちょっとキツかったようで、いくらか慣らし運転をしたらそこそこスムーズに走るようになりました。しかしギア回転の抵抗はまだあって、あまり低速(3V程度)だと走りは安定しませんし、長時間運転にはモーターが耐えられないかもしれません。台車中心間は53㎜程度しかなく、フライホイールのスペースは確保できず装着を断念しました。
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それにしても、これをもう一個作る気力がなかなかわきません。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(9) [日立鉱山電車] [日立鉱山電車]

久々に鉱山電車の電関に手を付けます。
鉄コレ動力TM-ED02が分解したら直線しか走れず、カーブを切れないことがわかり、しばらく中断していました。
再開のきっかけはIMON製の両側絶縁のφ9.8車輪を発見したことです。
車輪径はほぼスケール通りでスポーク車輪なのも気に入りました。
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歯車はナローガレージさんが旧だるまや製を再製品化してくれてるので
ギアBOXを作れば動力部分を解決できるのではないかと。

インサイドフレームはさすがにいつものt0.3真鍮板では強度不足なので、t0.7を使いました。
この厚さになると我が家の伝家の宝刀・サンハヤト裁断機が使えないので糸鋸で50㎜幅の板を56㎜にカットしました。もう数十年ちゃんとした糸鋸作業をしていなかったので真っすぐ切れずに苦労しました。
しかしなんとかエッチング原図を転写してエッチングの準備が出来ました。
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ちなみに床板はあとから補強するのでt0.3で抜き落としにします。
フレーム部分のt0.7は抜き落としは無理なのでせめて両面エッチングにして糸鋸引きを楽にします。

エッチング板製作はとりあえず成功とします。
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フレーム切抜きは曲がり角が多いのと私の糸鋸技術が未熟なので、刃を何本も折りながら切抜いて、リーマとドリルを併用して穴あけ。
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ウォーム軸を貫通させるフレームのスペーサーはφ2.0xφ1.4の真鍮パイプにφ3.0xφ2.0を被せて6.4㎜にカットしてから軸の中点にφ1.0㎜の穴を開けます。その後でφ1.4の下穴にφ1.7㎜のタップを立てます。
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私は旋盤もボール盤も持っていないのでどこまで精度が出せるか極めて不安。


肝心の車輪は、まず12㎜ゲージの車軸を中央で切断して長さを3㎜詰め、φ3.0xφ2.0の真鍮パイプを4.7㎜にカットしたもので継ぎます。その後プレーン長軸の軸端は3.5㎜ずつカットして車輪をはめ直します。これを4軸分作るのは大変そう。
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素人設計でこれで本当にちゃんと走るかまったく自信ありません。
失敗したらディスプレイモデル化することにします。
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