笠間人車軌道のこと(10)- モンタニア下回り [笠間の軌道]
エッチング板の軸受部にもt0.3の穴あけ。
アドラーズネストのボルトヘッドsss(頭径φ0.5)を植えるためです。
下穴をφ0.25ドリルで開けます。
この径のドリルはヤフオクで10本7百円くらいのを即決で売っていて、それを使います。
安いだけあってちょっと力加減を誤るとポキポキよく折れます。
軸受(ダミー)は見ての通り3分割したパーツを貼り重ねて立体感を出すつもりです。
これを半田付けで組み立てる過程で穴は一度塞がってしまいますが、
植込み時の穴あけを失敗しないために前もって開けておくわけです。
穴を塞いでいる半田はドリルで簡単に削れます。
最後にφ0.3ドリルで下仕上げします。
先日リベットを植え込んだ端張りを台枠に取付け、ほかの細かい部品をつけるとこんな感じです。アドラーズネストのSSでもリベット自体はややオーバースケール気味です。
実は端梁のリベットは前後両面にあるので、エッチングで表現して2枚を貼り重ねにする方が良いのかもしれません。
動力は昔買った手持ちのパワーマックスを使う関係で軸距離は11mm。
スケールより2㎜ほど長いです。
ナローガレージさんに品切れのところ無理言って頒けて頂いたZパワー9㎜があるのですが、
もう少し良いものが出来てから使うつもりです。
試しに何度も作り直しているキャブの中でなんとか形になっているものを載せてみました。
キャブ後面が傾いてしまったり、ボンネット上のマフラーの取り付けにも手こずっていて、
私の腕では完成には程遠いですが、なんとか機関車の形はわかるようになってきました。
アドラーズネストのボルトヘッドsss(頭径φ0.5)を植えるためです。
下穴をφ0.25ドリルで開けます。
この径のドリルはヤフオクで10本7百円くらいのを即決で売っていて、それを使います。
安いだけあってちょっと力加減を誤るとポキポキよく折れます。
軸受(ダミー)は見ての通り3分割したパーツを貼り重ねて立体感を出すつもりです。
これを半田付けで組み立てる過程で穴は一度塞がってしまいますが、
植込み時の穴あけを失敗しないために前もって開けておくわけです。
穴を塞いでいる半田はドリルで簡単に削れます。
最後にφ0.3ドリルで下仕上げします。
先日リベットを植え込んだ端張りを台枠に取付け、ほかの細かい部品をつけるとこんな感じです。アドラーズネストのSSでもリベット自体はややオーバースケール気味です。
実は端梁のリベットは前後両面にあるので、エッチングで表現して2枚を貼り重ねにする方が良いのかもしれません。
動力は昔買った手持ちのパワーマックスを使う関係で軸距離は11mm。
スケールより2㎜ほど長いです。
ナローガレージさんに品切れのところ無理言って頒けて頂いたZパワー9㎜があるのですが、
もう少し良いものが出来てから使うつもりです。
試しに何度も作り直しているキャブの中でなんとか形になっているものを載せてみました。
キャブ後面が傾いてしまったり、ボンネット上のマフラーの取り付けにも手こずっていて、
私の腕では完成には程遠いですが、なんとか機関車の形はわかるようになってきました。
笠間人車軌道のこと(9) [笠間の軌道]
笠間人車軌道のこと(8)- 今週のエッチング [笠間の軌道]
モンタニアのキャブ側面のエッチングがどうにもうまくいきません。
エッチングの途中でリベットがある程度くっきり浮かび上がった段階で一旦液から引き上げ、液を拭き取ってマジックペンで上から塗りつぶしてエッチングを再開しましたが、表面は部分的に不規則に腐食が進行してデコボコにになってしまっています。機会があったらやり直します。
台枠の方は幅が広すぎたので0.6mm狭めてやり直し。曲げシロが左右0.3mmずつ減るので折り曲げには以前にもまして気を遣うことになりそうです。
今回新たにモンタニアに牽かれた客車の方に手を付けました。0.2㎜真鍮版を使ったので抜き落としは大体思惑通りいきました。しかしさすがにペラペラで組み立てがどうなるかやってみないとわかりません。
エッチングの途中でリベットがある程度くっきり浮かび上がった段階で一旦液から引き上げ、液を拭き取ってマジックペンで上から塗りつぶしてエッチングを再開しましたが、表面は部分的に不規則に腐食が進行してデコボコにになってしまっています。機会があったらやり直します。
台枠の方は幅が広すぎたので0.6mm狭めてやり直し。曲げシロが左右0.3mmずつ減るので折り曲げには以前にもまして気を遣うことになりそうです。
今回新たにモンタニアに牽かれた客車の方に手を付けました。0.2㎜真鍮版を使ったので抜き落としは大体思惑通りいきました。しかしさすがにペラペラで組み立てがどうなるかやってみないとわかりません。
笠間人車軌道のこと(7) [笠間の軌道]
笠間人車軌道のこと(6) [笠間の軌道]
笠間人車軌道のこと(5) [笠間の軌道]
この週末、笠間のコッペルの車体エッチングをしてました。
切り出した部品がこの状態です。
全て洋白で作りたかったのですが、細かいリベットの表現のところで、トナーによるエッチングレジストは洋白の方が真鍮より剥離しやすく、部品の歩留り率が果てしなく低いので、やむを得ずボンネットとキャブの前後面は真鍮製にしました。その結果、エンブレムの「O&K」の文字も洋白の時に比べてこころなしかそれっぽい感じになりました。
その一方で、強度的に真鍮では余りにも心許ないキャブ側面は引続き洋白製としました。
0.3tをエッチングしているのでそれでもペラペラで慎重に取扱います。
案の定、この部品のエッチング後はキャブ側面のリベット表現は早々にトナーが溶け落ちて殆どわからなくなってしまいました。
F式エッチングでのリベット表現は真鍮でφ0.3mmが限界に感じます。
本来ならフォトレジスト等の外注で処理すべきなのでしょう。
切り出した部品がこの状態です。
全て洋白で作りたかったのですが、細かいリベットの表現のところで、トナーによるエッチングレジストは洋白の方が真鍮より剥離しやすく、部品の歩留り率が果てしなく低いので、やむを得ずボンネットとキャブの前後面は真鍮製にしました。その結果、エンブレムの「O&K」の文字も洋白の時に比べてこころなしかそれっぽい感じになりました。
その一方で、強度的に真鍮では余りにも心許ないキャブ側面は引続き洋白製としました。
0.3tをエッチングしているのでそれでもペラペラで慎重に取扱います。
案の定、この部品のエッチング後はキャブ側面のリベット表現は早々にトナーが溶け落ちて殆どわからなくなってしまいました。
F式エッチングでのリベット表現は真鍮でφ0.3mmが限界に感じます。
本来ならフォトレジスト等の外注で処理すべきなのでしょう。
笠間人車軌道のこと(4) [笠間の軌道]
笠間人車軌道のこと(3) [笠間の軌道]
一方、並行して進めているモンタニアの方はやはり時間がかかっています。
城東電軌さんから笠間のものによく似たS10型が出ていたので、これを6.5㎜にして走らせようと思いましたが、ナロ―ガレージさんのリストを見ると既に品切れの由。
仕方なく毎度の下手なエッチングでそれっぽいものを作ろうとしました。笠間のモンタニアはS10よりもやや小さいS5タイプで基本的なスタイルはほとんど同じです。Twitter には諸先輩方が城東電軌製S10を組んだすばらしい作品を公開されているので、非常に参考になりました。
以前に公文書館でコピーした図面を基にいつも通りエッチング原図を描いていきます。
エッチング1回目で切り出した部品たち
リベットや穴あけなどは成功率が低いので何度も手直ししながら複数回エッチングを繰り返してその中から使えそうな部品を拾っていく工程になりそうです。
キャブは即席の治具で位置決めしながら組み立てていきます。
ボンネットの方はルーバーの穴とリベットを同じ直径0.2mmにしたところ、リベットは半数が被膜が剥がれて消えてしまい、ルーバー穴あけ用のエッチングも腐食が不完全で一部は穴あけ位置がわからなくなってしまいました。それでも取りあえず折り曲げて形にしてみました。屋根も寸法が合わず作り直すしかなさそうです。
しかし笑っちゃうくらい小さいですね。これがHOの車両なのかと。
城東電軌さんから笠間のものによく似たS10型が出ていたので、これを6.5㎜にして走らせようと思いましたが、ナロ―ガレージさんのリストを見ると既に品切れの由。
仕方なく毎度の下手なエッチングでそれっぽいものを作ろうとしました。笠間のモンタニアはS10よりもやや小さいS5タイプで基本的なスタイルはほとんど同じです。Twitter には諸先輩方が城東電軌製S10を組んだすばらしい作品を公開されているので、非常に参考になりました。
以前に公文書館でコピーした図面を基にいつも通りエッチング原図を描いていきます。
エッチング1回目で切り出した部品たち
リベットや穴あけなどは成功率が低いので何度も手直ししながら複数回エッチングを繰り返してその中から使えそうな部品を拾っていく工程になりそうです。
キャブは即席の治具で位置決めしながら組み立てていきます。
ボンネットの方はルーバーの穴とリベットを同じ直径0.2mmにしたところ、リベットは半数が被膜が剥がれて消えてしまい、ルーバー穴あけ用のエッチングも腐食が不完全で一部は穴あけ位置がわからなくなってしまいました。それでも取りあえず折り曲げて形にしてみました。屋根も寸法が合わず作り直すしかなさそうです。
しかし笑っちゃうくらい小さいですね。これがHOの車両なのかと。
笠間人車軌道のこと(2) [笠間の軌道]
笠間人車軌道のこと [笠間の軌道]
大正年間に茨城県笠間市の笠間稲荷から国鉄水戸線の笠間駅とを結ぶ人力鉄道があったことは最近かなり知られてきました。十数年前から往時の車両を復元して実際に線路があった道路の上を走らせるプロジェクトを少しずつ進めてきた結果だと思います。一昨年には欅材で車両を作るクラウドファンディングも行うなどプロジェクトは進展を続けています。
しかしいくら小さいといっても一応は実物大の鉄道車両なので、この先この車両をどこに保管・展示をしていくかが悩みです。
そんな中、今年も例年通り11月の「人車の日」を開催することが決まり、来る20日・21日の両日、道の駅かさまで体験乗車のイベントを行うことになりました。私もレールの設営や片付けをお手伝いさせていただく予定です。イベントの詳細が決まりましたら、こちらでも案内させていただこうと思います。
しばらく模型からは遠ざかっていたのですが。今月は笠間月間ということで日立の鉱山電車やセメント軌道はいったんお休みして笠間を題材に遊んでみようと思います。そこで思いついたお題がこれ。
笠間人車軌道は車両を押す人からは前方が見えにくく、そのせいで人身事故が後を絶たなかったために国の指導を受けて、ガソリン動力による車両に切り替えました。その時最初に導入されたのが軽便蒸機で有名なドイツのコッペル製のこのガソリン機関車でした。これがマッチ箱みたいな客車をひいて駅前通りを走ったのです。
20日までにどこまでできるかわかりませんが、HOスケールでそれらしいモックアップ風のものでもできたらいいなくらいに考えています。HOといってもグリコのオマケなみの小ささになるはずです。