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TMS [日立鉱山電車]

子供の頃から愛読している雑誌「鉄道模型趣味」(通称・TMS)が2年おきに開催する鉄道模型コンペに昨年はじめて応募したところ、努力賞ながら一応入賞することができました。

しかし作品写真が誌面掲載されたり渋谷のIMON店舗で作品が展示されるのは準佳作以上の作品だけで努力賞は対象外。今回の出来を見ても準佳作の作品と比べるとかなり見劣りするように感じてはいたので仕方ないとあきらめていましたが、その後機芸出版から連絡があり3月発売の2024年4月号に私の作品が掲載されることになりました。
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いつか鉱山電車の模型を作ってTMSに掲載されるのが子供の頃からの夢でしたが、はじめての自作車両が掲載される幸運に恵まれて模型を続けてきてよかったと思っています。
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HOスケールの自動車 [ジオラマ]

幼い頃は自動車のプラモデルやトミカのミニカーを何台か持っていて遊んだものですが
長じて鉄道模型を始めると自動車には全く興味を持たなくなりました。

四十数年前にエコーモデルがボンネットバスのキットを発売した時も
「なぜ鉄道の敵であるバスごときにこんな法外な価格設定をするのか」程度の認識でした。

しかし数年前に鉄道模型を再開し、ただ線路の上で車両を走らせるだけでなく、
近頃流行りのジオラマやレイアウトの製作を志すようになると、
今度は「なんで自動車の模型ってHOスケールがないんだ?HOスケールの自動車を作ることを禁じる業界の掟のようなものでもあるのか?」などと勝手なことを考えるようになりました。

実際には過去にトミーテックはじめ何社かがHOというか1/80スケールの製品を出しているけどあまり売れなかったみたいですね。

鉄道模型でジオラマ・レイアウトがブームなどと言ってもHOの鉄道模型をやる人なんて
日本ではもはや絶滅に近いのだし、ましてナローともなればあまりにも市場が小さすぎて
今さらトミーテックがバスコレ80やカーコレ80でレトロな車両を再び手掛けることはなさそうです。

そこで不本意ながら中古に手を出すことになります。
ヤフオクは不当な高値になりがちなので敬遠していたところ、幸運にもエコーのミゼットのキットを定価より少しだけ安く入手できましたが、ミゼット1台に4千円はいくらなんでも高過ぎ。

最近はもう少しマシな値段で買えるメルカリを物色するようになりました。
それで入手したのがコレ。
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トミーテックがジオコレで15年くらい前に発売したマツダのオート3輪です。
HGシリーズと銘打ちながら当時の価格は税抜800円と激安。これを2千円で購入しました。
トミーはもう2度と出さないでしょうが、もし再発売したら今どき千数百円はすると思うので。

軽便鉄道祭で良心的な価格で昔のバスのキットを出されている方がいらっしゃいますが、
かなり難易度の高いものなのでプラ製の完成品の発売が待たれるところです。
でもそんなもの製造して売ったら闇の組織に狙われてしまうのかも(笑
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日立にあった謎の鉱山鉄道について

11月26日に日立の産業遺跡を巡るバスハイクが開催され参加してきました。イベントは日立市の共楽館を起点に日立鉱山にゆかりのある施設や施設跡をめぐるというものでした。
当日、講師として1981年の閉山まで日立鉱山でお仕事をされていた大町さんから鉱山についていろいろなお話をお聞かせいただきました。
 その中で、長年謎に包まれていた大雄院地区の坑口について伺うことができたので今回はこのことについて書いていきます。

出発してすぐ、今年9月の台風で崩落したJX金属のカラミ山の被害の大きさに驚く。
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麓の方をよく見ると、2台の白い自動車の間の奥の方に坑口のようなものが見えます。
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これは、旧大雄院社宅から本山方向にある楓橋(もみじばし)のたもとにあった宮田坑という坑口の跡で現在は入口は鉄格子で立ち入れないようになっています。
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現在も坑口手前の宮田川に上路式の鉄橋が架かっています。
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宮田川を挟んで鉄橋の手前はかつて楓橋社宅(旧称・供給下社宅)の敷地でしたが、この場所の社宅は昭和30年代に撤去されており、その後は坑口から延びる線路の敷地となって1970年代の前半までトロッコが何台か停められていました。楓橋より西側の旧バス通りを含む産業道路と宮田川にはさまれたこのエリアは現在JX金属の駐車場となってフェンスで囲まれており部外者は立ち入れないようになっています。
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このトロッコについては、廃線系鉄道考古学vol.4でも西裕之氏が表題の謎の鉱山鉄道として紹介されています。本書でも坑口が何に使われたかは謎とされていますが、今回鉱山OBの大町さんに坑口のことを聞いてみました。

大町さんのお話によると宮田抗は当地一帯で鉱業権を有する日本鉱業が銅鉱石鉱脈の探鉱のために設けた坑口だったそうです。本山から延びる坑道は地下数百メートルの深さまで広範囲に及んでいましたから、探鉱のためには楓橋付近から掘り進めた方が効率的な鉱区もあったことは想像に難くないですね。
実際、宮田坑の坑道は本山からの坑道とも地下で繋がっていたそうです。しかし宮田坑から鉱石を運び出すことは行っておらず、終始探鉱と坑口から出る地下水の処理にだけ用いたとのことでした。
そういうことであれば宮田坑の外には西さんが本で紹介していたように小規模なトロッコヤードしかなかったのも合点が行きます。

私の記憶は1971年頃からですが、年に1,2度トロッコヤードの傍を通るたび施設の撤去が進んでいくのを見ることができました。それからしばらくして1985年頃に訪れた際には既に何もなくなっていました。

最後に軌間(線路の幅)についてですが、日立鉱山が坑内軌道用に導入した機関車は610ミリ軌間もしくは508ミリ軌間だったので、日立駅から延びていた鉱山電車や大雄院の精錬所構内線の線路は762ミリ軌間を採用していたこともあり、宮田坑の線路とはつながっていなかったと考えられます。
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2023軽便祭

毎年秋に開かれる軽便鉄道模型祭
今年も人形町駅に近い綿商会館で10月1日(日)に開催されました。

せっかく行くのに手ブラでもなんだし、クリッターズクラブさんのブースで乗工社製品を持ち寄るということなので今年も飛び入りというか乱入してきました。

今回用意したのは1992年に発売された加藤5屯DL。
大学卒業間近の頃から一時期鉄道趣味をやめていた時期があったのですが、自分にとってこの製品の発売は鉄道模型再開のきっかけの一つでした。1993年に購入してすぐに組立てたものの、Nifty鉄道模型フォーラムの模型工作オフで披露したのを最後に30年近く未塗装のまま保管していて経年のサビまみれの状態になっていたものです。

まずは分解してブラスクリーンで洗浄。
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窓ガラス用にエコーのセルロイド板を切り出し。
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塗装は日立の鉱山電車の本来の塗色に近いと思われるぶどう色1号を塗ってみました。便乗車用にあつらえた日鉱マークのインレタを貼って艶消しクリアラッカーを吹付け。
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日鉱日立鉱業所に762mmゲージの5トンDLが納入されたのは鉱山電車廃止直後の1960年10月。しかもそれは日立製作所笠戸工場製であって加藤ではないのです。でもそこは模型の空想の世界。広大な助川荷扱所や大雄院の構内で圧倒的多数のELに混じって古びた加藤DLが非電化の末端区間で人知れず資材運搬に精を出していたら・・・という設定で仕上げたつもりです。

通電すると最初は案の定ピクリとも動きませんでしたが、車輪を磨いたり集電シューを調整したりして何とか走るようになりました。昔のモーター(キドマイティー)かつ我が家のパワーパックが骨董品的な学研製ということもあって低速はちょっと苦手です。


軽便祭会場には午後3時半すぎに到着、クリッターズクラブのブースに居る方に挨拶をして名札を書いて日鉱日立風加藤と銘打っておかせていただきました。
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なんか北斗の拳イチゴ味みたいな題名ですね。

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アル中で手が震えるせいでスマホで撮った皆さんの作品の写真はほとんどピンボケでした。
しかしtwitter(X)にたくさんの方がちゃんとした写真を挙げられているので、そちらで振り返ることにします。本当に素晴らしい作品ばかりでした。
https://twitter.com/keibenfes
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(14) [日立鉱山電車]

パンタグラフを黒染めしてみました。
洋白製ですが、ほんのり黒ずみました。
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へっつい蒸機の工作3

今回は特徴ある縦リンク式連結器を作ってみました。
バッファーのような形態の連結面は実物が直径8インチ、HOにスケールダウンすると2.3ミリしかなく、これにピン・リンクを仕込むのは無理っぽいです。
とはいえ、この特徴ある形態は一番目立つ機関車前方の救助網の上の部分にだけでも取り付けたいところ、ダミーと割り切ってそれらしく作ることにしました。

縦筋の入った連結面は0.3㎜真鍮版をエッチング抜落としで作成し、トレジャータウンのNゲージ用バッファーに張り付けます。台座は0.5㎜真鍮板を2枚重ねて切り出し、取付ビス用の1.4mm穴を開けてから約1.0㎜幅の切れ込みを入れ、バッファーの取付足を挟み込んではんだ付けしました。
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へっつい蒸機の工作2

空回りする動軸を捩じ切ってギアにワッシャを履かせて嚙み合わせは改善したけど
その際に他のギアにも余計な力がかかっていくらか歪んでしまったと思われ
ロッドを付けない段階でもスムーズに車輪が回りません。
これはまともには走んないでしょうね。

気分転換に取り掛かった上回りはパイピングに取り掛かっています。
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0.8×0.2の真鍮帯板と0.3mm洋白線を細工してサンドドームに差し込み、ドームの左右には砂撒管も取り付けました。
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へっつい蒸機の工作 1

twitter(@higashiishikawa)にも書いた通り先月からワールド工芸のHOのへっついを組立てています。
もう十何年も前に買った初期製品です。

下回りが肝というのはわかっていても、極小のドレインコックやスライドバー、シリンダブロックの半田付けには難儀しました。
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スライドバーは半田が少なすぎたのかグラつく感じがして修正必至かも。

説明書通りに黒で塗装、仮組して通電してみると走ることは走りますが回転しているうちにクランクピンが緩んではじけ飛んでしまいました。
ギアの噛み合わせも悪く空転したりショートしたり調整がかなり面倒ですね。
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他の方の作例でもうまく走らずディスプレイモデルになっていたり、なかなか厄介なキットであることを再確認しました。

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即席ジオラマに追加した索道周り [日立セメント]

線路や地面が貧弱なのが際立ってしまいました
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索道を作る [日立セメント]

日立のさくらまつりに合わせて3月29日から日立市角市民ギャラリーで開催される第2回紙芝居「大煙突とさくらのまち」原画展で鉱山電車の模型を展示したいとのお話があり前に作った模型を日立に持っていきました。
その際に例の日立セメントの加藤も、ということなので、あの紙粘土を塗って着色しただけのセッションには何か変化を与えようと、最近まで残っていたセメントの索道をイメージしたセッションにしようと思いいたりました。
日立セメントのものとは形態が異なるものの城東電軌の索道搬器がいい雰囲気だと思ったので通販で取り寄せました。ちょうど最後の1セットしか残っていなくて搬器は2台ないと格好付かないかなと心配していたら、キットは1セットに2台分入っていたのでした。
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塗装はスプレーガンが壊れてしまったためレベルカラーの赤褐色を筆塗りしてインレタでナンバリングを張り付け、索道支柱はジオコレの高圧線鉄塔に真鍮板を切り抜いて組み立てたパーツを銀色に塗って組合わせてそれっぽく見せました。

現物は日立に行っているので写真は後日アップします。
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