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即席ジオラマに追加した索道周り [日立セメント]

線路や地面が貧弱なのが際立ってしまいました
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索道を作る [日立セメント]

日立のさくらまつりに合わせて3月29日から日立市角市民ギャラリーで開催される第2回紙芝居「大煙突とさくらのまち」原画展で鉱山電車の模型を展示したいとのお話があり前に作った模型を日立に持っていきました。
その際に例の日立セメントの加藤も、ということなので、あの紙粘土を塗って着色しただけのセッションには何か変化を与えようと、最近まで残っていたセメントの索道をイメージしたセッションにしようと思いいたりました。
日立セメントのものとは形態が異なるものの城東電軌の索道搬器がいい雰囲気だと思ったので通販で取り寄せました。ちょうど最後の1セットしか残っていなくて搬器は2台ないと格好付かないかなと心配していたら、キットは1セットに2台分入っていたのでした。
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塗装はスプレーガンが壊れてしまったためレベルカラーの赤褐色を筆塗りしてインレタでナンバリングを張り付け、索道支柱はジオコレの高圧線鉄塔に真鍮板を切り抜いて組み立てたパーツを銀色に塗って組合わせてそれっぽく見せました。

現物は日立に行っているので写真は後日アップします。
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日立セメントのトロッコ(17)~ 機関車模型の塗装と動力化 [日立セメント]

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昨年暮れに手を付けた日立セメントの機関車の模型。
やっと塗装まで漕ぎつけました。
色はモノクロの自動着色からRGB値をひろって比較的近いクレオスのC304 オリーブドラブを選択。
内側から窓ガラスのセル板の小片をボンドで張り付けてとりあえず完成としました。
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搭載したキット指定のアルモデルN14S動力は結構なギア回転音がしますが、これがなんとなく「ヂーゼル機関」って感じに聞こえていい感じです。スロー運転もそれなりにできます。
走行の様子はyoutubeに上げました。
https://youtu.be/8_pq6zRp4pI

今後は牽引する紙製の簡易すぎるトロッコをもう少し実感的に仕上げたいですね。機関車ともどもウェザリングは必須な気がします。
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日立セメントのトロッコ(16)~つくってみた・機関車模型編②~ [日立セメント]

今年度に入ってからエッチングを使った模型工作に取り組み始めました。
年初に予告した8t機関車のキャブをエッチングで作ろうと4月にサンハヤトのエッチング液をamazonで購入して初めてのエッチングに挑みましたが結果はさんざんでした。
2回目はそこそこ形になったのですが、昨年末にペーパーを切抜いて作るために設計した図面だったので窓枠の縁取りが省略されており今一つ気に入らないので、再度エッチングの原図を手直しして「F式」エッチング技法で真鍮版にエッチングパターンを焼き付けたのがこれ。
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今回は3回目の挑戦でやっと自分のイメージに近づいてきました。
中国製の熱帯魚用ヒーターを購入し、エッチング中の液の温度を湯煎で35℃程度に維持することでエッチングの速度が早まり、トナーのレジスト膜が崩壊する前にエッチングが完了するようになってきました。
まだ一部溶けにくい部分はこうしてスポイトで時間をかけて溶かす場面はあります。
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比較用に置いた初回のエッチングに比べるとだいぶ改善が進みました。鉱山電車の機関車の台車回りのパーツも一緒に制作しましたが、大きな破綻なく抜き落としができています。
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今週はここまでです。

7/6追記 低屋根にした結果、前面窓に中の補強材が近づきすぎて見苦しいこと、アルパワーで動力化しようとしたら、キャブ前面が引っ掛かることがわかったので、この2か所は欠き取って凹ませないとだめなことがわかりました。4thチャレンジへと続きます。
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日立セメントのトロッコ(15)~市役所から東へ [日立セメント]

セメント軌道について書き始めてまもなく2か月、タイムラグが気になり始めてきたのでそろそろ区切りを付けようと思います。

今回は市役所の東側です。道路以外これといった痕跡はないのでサクサク行きます。
セメント軌道の跡に作られた石灰石輸送のベルコンは、元気カフェすけがわ、かつてのモン光城会館の北側で地下に潜ります。下のgoogleの写真の丸で囲んだ地点です。
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1961年の国土地理院空中写真

57年の時を刻むコンクリートの構築物
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そして軌道跡は弁財天とお蕎麦屋さんの裏手を抜けて国道沿いのメガネ屋さんの脇の駐車場へと続いていきます。下町弁財天ってこんな立派な神社があったのは子供の頃は気が付きませんでした。軌道があった頃は踏切手前の線路沿いは建物もまばらだったようです。
そしてメガネ屋さんと前の宇野釣具店さんの間の国道6号線にトロッコ用としては立派な踏切があった地点。もし今もここをトロッコ列車が日に何度も通過していたら大変なことになってるでしょうね。葛飾新宿踏切を凌ぐ国道6号線最大の渋滞のネックとなるはず。
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踏切を越えて宇野釣具店脇の横丁から先は併用軌道区間になります。今も残るお店や歯医者さんの建物がある反対側に線路が敷かれていました。さらにその先の軌道跡は80年代の再開発事業で大型店舗の敷地となり一旦途切れ、隣の数沢川児童公園の遊歩道と一瞬重なりますが、あとは再びスーパーの敷地下となります。
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思えばこの場所に地元の商業衰退を食い止める切り札として登場した百貨店店舗も思いのほか短命に終わりましたね。11年前に開店したカスミが今やこの街の身の丈にあった大規模店舗なのでしょう。

閑話休題、軌道跡はカスミをはさんだ向こう側、市民会館の手前から再び道路上で終点のセメント工場までたどることができます。
日立の夕暮れはつるべ落とし。市役所から車で移動しているのにどんどんあたりが暗くなり先を急ぎます。
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2020年11月現在、既にベルコンはほぼ撤去済みですが、コンクリの構築物だけはまだ残っていました。下のgoogle写真でA地点とB地点でベルコンが地下から地上に出てくる箇所です。映画「今日に生きる」で軌道が登場する場面は、このA地点の付近で撮影されたようです。
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61年の国土地理院の写真はセメント工場の煙突から出る煙で線路が良く見えませんね。当時、この煙には微細なセメント粉末が含まれていて、夕暮れ時になるとそのセメント粉が空からゆっくりと降ってきていたのを思い出します。まるで映画「風の谷のナウシカ」で腐海の胞子が降ってくるシーンのようなある種幻想的な風景だったと記憶していますが、美化しすぎでしょうか。
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軌道は浜の宮に向かう昔のバス通りを横切って工場へと続いていましたが、工場内のトロッコヤード敷地はその後幾度にもわたり建物の建設や建て替えが行われており、植栽に変わったところもあってもはや痕跡は全く残っていないと思われます。
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このように日立セメント軌道はかつて線路が敷かれていた道路や空き地などに当時の面影を残すのみとなっています。しかし日立もめまぐるしく住民が入れ替わったり新たな転入者が押し寄せる街でなくなってから久しいので、廃線跡の大半の区間は最近30年以上ベルコンが撤去された以外大きく変わったところはないですね。廃止時期は今となっては鉱山電車とさほど変わらないのに沿線の風景は意外と昔のままのいい雰囲気。またいつか来てみたい。
この廃線跡もまた、実に辿りたくなる路線である。(無理矢理のまとめ)
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日立セメントのトロッコ(14)~廃線続き [日立セメント]

日立セメントの索道は日立市の産業遺産に指定されていたんですね。
でもこの巨大な遊休施設を一企業が今後とも保全管理することはあり得ませんし、財政難の行政が主導してその一部でも保存していくのは難しいと思われ、最終的に多くの重要な施設が解体撤去されるのは不可避だと思います。
軌道の終点跡を見たついでに、索道の最後の姿もこの機会に見届けようと山根の荷卸所にも寄ってみました。
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見上げれば今にも石灰石を満載したゴンドラがやってきそうな索道終点

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運行を終了して荷卸所裏に集結した索道搬器群

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荷卸所の東側に回り込むと撤去後のベルコンの出口に無造作に板が打ちつけられている。

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トロッコ軌道の廃線跡から荷卸所方向を望む

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トワイライト感満点のトロッコ軌道跡終点付近
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日立セメントのトロッコ(13)~お手軽トロッコ工作② [日立セメント]

前のブログで図面と完成後の側面のデザインが異なっています。
車両の寸法を確認しようともう一度トロッコが映るシーンを見返してみました。
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(映画「今日に生きる」より)
コマ送りにして見ていくと、板材を固定するために縦に渡した鉄の帯板が一組少ないのに気づいたので書き足したのが下の図面です。一見濃い目の色に見えますが、組立ててみると薄い色に見えるようになります。石灰石の粉末にまみれて白っちゃけた色に近づけることを意図しました。
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(このJPGを葉書サイズで印刷するとHOスケールになります。)

ちなみに手抜きしたトロッコの軸受っぽく見える下回りは、廃線後の撤去作業で下回りだけになったトロッコの写真を見るとよくわかります。
足回りに使うナベトロは金属製のものだとけっこうなお値段になるので、アールクラフトのプラ製キットで増備していくつもりです。
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(日立セメント社史より)

いずれはSTウッドにリベット付きの帯板を張り付けて、もう少し模型っぽいのも作ってみたいですね。
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日立セメントのトロッコ(12)~鉱車お手軽工作編 [日立セメント]

今回はこの軌道の主役だったトロッコを作ってみました。
当時の空中写真を見ると1編成あたり14~5両あったらしく、
これが加藤DLに引かれて日立市役所の前で国道6号をゴロゴロ横切ってたんですからのどかな時代でしたね。
まとまった両数を簡単に作るならペーパーが一番と考え、今度も花子で車体の図面を描きました。
塗装もスプレーで塗っていくのは面倒なので、インクジェットハガキ用紙にカラー印刷することで
塗装作業を省略することにしました。塗色はカラーチャートでRGBデータを打ち込んで薄茶色系の中からそれらしいのを選びました。
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足回りはナベトロのプラモデルの下半分を流用して、組み立てた箱型の車体をかぶせるだけで完成です。写真ではカプラーはまだ取り付けていませんが、車体の端に1mmの穴をあけてコの字に曲げた真鍮線を引っかける簡易方式にしました。
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トロッコの軸受部分の四角い部分が気になるでしょうが、これは軸受を手抜きで表現しているのではなく、実際にこのような形態だったのです。おそらく積載した石灰石を工場で降ろす時は側面の蓋を開けて下へ落としていたと思われ、その際に軸受のベアリングに石灰岩の細粒が入らないようカバーするための覆いだったと思われます。

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今後は機関車のバリエーションや前回の加藤8トン機のキャブの作り直しに挑むつもりですが、すぐにはできそうにないので、模型工作はしばらくお休みです。
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日立セメントのトロッコ(11)~つくってみた・機関車模型編~ [日立セメント]

明けましておめでとうございます。
この年末休み、前回お話した模型工作に挑戦してみました。
鉱山電車の方は自分にとってまだハードルが高いのでまずとりかかったのは日立セメントの機関車の方です。

今回は当社に在籍した加藤の8トン機を題材にしていますが、8t機は市販品にないため、HOスケールでは全長1ミリ程度しか違わないアルモデルの7t機のキットで代用しました。会社帰りに道玄坂のIMONで購入。税込3,740円。

模型化の資料は石原裕次郎主演の「今日に生きる」と日立セメント社史。
前にブログに上げた映画のワンシーンは昔youtubeで拾った映像なので肝心な部分がよく見えません。
そこで去年買ったデジタルリマスター版のDVDで問題の鉱山の課長との対決シーンを何度も見てイメージを捉えます。

日立セメントの機関車は数沢川沿いのいくつかの橋の下をくぐる関係上、キットのプロトタイプよりもキャブ(運転席)の屋根が低くなっています。そのせいもあってか、前面上部の窓もいわゆるタレ目と言われる加藤の機関車の中にあってはやや変則的な形態で日立セメントの特徴の一つとなっています。これはなんとしても再現したい。
そこでキャブはキットのものを使用せず別途作ることにしました。

キットのエッチング板のキャブを採寸してから、図面を引いていきます。使用するのはジャストシステムの花子2019。
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キャブの素材はこの時期なので書き損じた年賀はがき。細かい窓抜が多いので失敗に備えて2組プリントしました。
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カッターで切り抜いたキャブの各パーツを張り合わせた後、タミヤのサフェーサーを3度吹きして軽くペーパーがけしたものを木工ボンドで組立て。塗装はタミヤのスプレーワークでクレオスのマルーンを吹付け塗装。
前面のタレ目の窓は写真や映画と同じく半開きになるよう、窓ガラス用セル板をマスキングして窓枠を表現したものを取り付けました。
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先に組立てたキットのボンネットと台枠をドッキングするとこんな感じです。ボンネット上の煙突はキットの指定位置によらず、実車の位置と長さに変更しました。
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1/80スケールのED75と並べるとおおよその大きさがイメージできますでしょうか。
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今回の作業は私自身の老眼の進行もあってカッターでの切抜きの精度が出せず非常に苦労しました。また窓枠のセル板は塗料の食いつきが悪くきれいに仕上がっていません。金属キットに紙製パーツの組み合わせというのも邪道な気がしてしょうがないので、いずれちゃんとした真鍮エッチング製でもう少し見苦しくないものにしてみたいです。
それにしてもアルモデルの組立キットは1枚の真鍮エッチング板があれよあれよという間にDLの車体になってくれるので組んでいて本当に楽しい製品でした。大昔の珊瑚模型の加藤3tや住友葛生のエッチング板の頃とは隔世の感があります。

次回は鉱車(鉱石輸送用トロッコ)のお手軽工作編です。
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日立セメントのトロッコ(10)~謎の引き込み線2~ [日立セメント]

前の記事で私が鉱山電車の廃線跡をたどるところ文章ばかりでわかりにくいですね。
国土地理院のHPにその当時の空中写真があったのでお借りしてきました。
まさに私の記憶にある光景そのものです。(黄色のラインが行程)
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(国土地理院1974年)
1961年の写真では鉱山電車の築堤の東側にあった民家が、この時代は市役所の分庁舎の敷地に変わっています。バレーコートの南西部にあった電線工場方向に向かう謎の鉄橋はまだありますね。ただ私の記憶にある、数沢川に引っ掛かっていた線路と同じものかどうかはわかりません。今となっては確かめるすべもありません。

空中写真はこのあと1975年、1980年、1986年と追うことができます。1980年版ではバレーコートは廃止されてしまったのか荒れ地になっていますが、ベルコンをオーバークロスする2か所の鉄橋の姿はまだ見られます。

そして1986年になるとバレーコートの敷地と鉱山電車の築堤が整地され市役所の駐車場になってしまっています。この時に鉄橋も一緒に撤去されたようで2か所とも姿を消しています。
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(国土地理院1986年)

ところで日立セメントのトロッコ軌道の線路の幅は2フィート6インチ(762mm)で鉱山電車と同じなんですよね。ここまで見てきた地図や写真を見る限り相互に乗り入れる線路の接続は無いように見えますが、もしどこかで繋がっていたりしたら面白いですね。いずれHOナローの模型の世界でこの界隈を再現する時には是非そういう設定にしてみたいと思います。
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この辺の素材からそれらしくでっち上げられたらいいかなと・・・
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