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TMS [日立鉱山電車]

子供の頃から愛読している雑誌「鉄道模型趣味」(通称・TMS)が2年おきに開催する鉄道模型コンペに昨年はじめて応募したところ、努力賞ながら一応入賞することができました。

しかし作品写真が誌面掲載されたり渋谷のIMON店舗で作品が展示されるのは準佳作以上の作品だけで努力賞は対象外。今回の出来を見ても準佳作の作品と比べるとかなり見劣りするように感じてはいたので仕方ないとあきらめていましたが、その後機芸出版から連絡があり3月発売の2024年4月号に私の作品が掲載されることになりました。
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いつか鉱山電車の模型を作ってTMSに掲載されるのが子供の頃からの夢でしたが、はじめての自作車両が掲載される幸運に恵まれて模型を続けてきてよかったと思っています。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(14) [日立鉱山電車]

パンタグラフを黒染めしてみました。
洋白製ですが、ほんのり黒ずみました。
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次のお題 [日立鉱山電車]

腰痛は回復したけど手を動かす気力が湧きません
鉱山電車20トン機は無理やり塗装完成にもっていきましたが粗が多すぎて
来年はもう少し完成度が高まるように笠間の車輛ともどもリメークしてみようと思っています。

まあ同じものばかり作っていても飽きるので別なものも
水戸の自宅に帰ったらナローガレージさんから着弾していました。
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これを改軌した8.2mm車輪に装着してパワーユニットを制作してみたいと思っています。

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日立の鉱山電車の模型 ~ 便乗車 [日立鉱山電車]

鉄道150年を記念して、11月19日から日立市のシビックセンター科学館で開催されている「鉄道キッズワールド」に鉱山電車の模型を展示したいとの科学館からの依頼を受け、20t電関の完成を急ぎ、なんとか間に合わせました。

車両のみでは現役時のイメージが湧きにくいので、かつての鉱山病院の近くにあった杉本電停のモジュールを即席で作成し、そこに置きました。それから以前に作った日立セメントのトロッコ軌道も「日立の知られざる鉄道」と銘打って横に並べました。

しかし、鉱山電車と言えば無料でお客が乗れた逸話が有名なのであって、機関車に連結された車両が欲しいところ。以前に作りかけた便乗車も併せて作ることにしました。19日のオープンには間に合わなかったので、ひとまず大雄院の構内線で用いたナベトロにつなぎで入ってもらいました。
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夏の間に作っておいた便乗車の車体エッチング板。
プロトタイプは最も造形が単純な2号便乗車です。
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一部の窓枠の位置が若干ずれていて不完全なものですが、遠目にはわかりずらかろうとこのまま組みました。
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手すりや窓のつかみ棒などを燐青銅線で取付け、屋根は寸法が若干小さくベンチレーターの造作もいびつで気に入らないのであとで交換できるように、また後日車内も作りこめるように取り外し式にしました。
バッファーはIORI工房製で機関車と同じ一体成型タイプの方を選択しましたがやや大きすぎる感じがします。便乗車の方は少し小さい1/87スケールの明治前期客車用の方が良かったみたいです。次回からそうします。

台車はアーチバーですが、現状このタイプの台車はアルモデル製だけしかないんですね。かつては珊瑚・乗工社・だるまや・ひかり模型などいろいろなところから好ましい形態で様々なバリエーションがあったものですが、いま出回っているアルモデル製はエッチング抜落しでのっぺりしているのと真鍮挽物製の丸い軸受けを軸箱としているため形態的にはかなり個性的です。走りは良いのでしょうが。
試しに台車外側に飛び出した軸受と高さが揃うように0.7mm厚の真鍮板を2.5mm角の正方形で切出し、1.5mmの穴を開けてはめ込んでみました。
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しかしタダの正方形の金属片では幅広すぎることもあり、アーチバー台車の軸箱の形態とはかけ離れていてビジュアル的な効果はほとんどなさそうなので片側の台車だけで作業を中止しました。
下の写真で左側が加工済み台車です。
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台車のWBは実車をスケールダウンすると10.5mmですが、アルモデル製品は車輪径4mm用が9.5mmと今回使用した車輪径5.6mm用が12mmとなっています。形態的には5.6mm用の方が実車に近いためこちらを選びました。せめて車輪だけでもとマイクロトレインズ製のΦ5.3mmを履かせています。ナローガレージで通販で入手できますが、大抵は品切れなので在庫があったら入手しておくことをお勧めします。

最大の問題は塗装です。妻面の変則金太郎塗分け線はジャストシステムの花子で作図し印刷したものをガイドにしてマスキングテープを切り出し。まず窓廻りの塗色としてクレオスのタンを全体に吹き付け、マスキング後に深緑を吹きました。塗装後を見てみると深緑が下地のタンの影響で微妙に色合いが事前の予想と違ってしまいました。もう少し厚塗りすべきでした。さらにグレーがはみ出した部分をこの深緑色でタッチアップすると全く違う色になってしまい、かなり見苦しくなってしまいました。
屋根と下回りおよびカプラー廻りはグレーを調色しました。
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そして最後のポイントである日鉱の社紋は0.2mm厚の真鍮板をエッチングで抜いたリングを白く塗って張り付けました。日鉱の社紋に使えるちょうどいいサイズのインレタってないんですよね。
車番のデカールは機関車と同様、ベルギーのマソモデル製を使っています。ここのは同じシートに0.5mm刻みで数字が入っているので使いやすいです。アマゾンで買えます。機関車の車番の特殊フォントはインレタでは望むべくもないので渋々このゴシック体をそのまま採用しましたが、便乗車の方は実物がゴシックなので抵抗なく使えました。
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仕上げにトップコートを吹いて窓ガラスのセルを入れて取りあえず完成としました。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(13) [日立鉱山電車]

細かい部品を付けて塗装をしてなんとか形にしました。
台車のリベット表現は台車枠の側面だけで力尽き、アドラーズネストのSサイズを植え込み
実際はMサイズの方がよかったみたいです。
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連結器廻りは雰囲気重視で歯車式連結器風にしました。ひっかけるフックはt0.3洋白板でエッチング抜きしたものを張り重ね。バッファーは前回台座のみ取付けていましたが、組立が大変そうなので同じIORI工房の一体成型のものに差し替えました。

塗装はグレーの濃淡。嫁や子供たちからは軍用車両みたいだと言われました。ちょっと明るい色過ぎたかも。
キャブサイドの日鉱マークは塗装を失敗してしまい、やむなくグレーで塗りつぶした上にt0.2真鍮板をエッチング抜きしたものを白く塗って貼り付けました。最初からこうすればよかった・・・。

走行シーンがありませんが、IMONの黒染車輪をそのまま履かせているのでおそらく集電不良でまともには動かないと思います。週末に日立のシビックセンター科学館で展示することになり杉本電停のジオラマ上にのせるだけなので現時点での走りは無視しました。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(12) [日立鉱山電車]

WB長杉問題はマクラ梁の間隔を調整して台車の分解は回避しました。
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運転席下のステップは本当はロストの部品が欲しいけど
この部分こそ車両によって千差万別なのでやっぱりいにしえからの方法で作ることに。
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前面の手すりが付いたので段々日立鉱山っぽくなってきたと思ってます。
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あとはこれも頭の痛いパンタ廻りの処理とボンネット上の手すりの取り付けと
面倒な台車のリベット表現とか。
今週中に形にしたいです。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(10) [日立鉱山電車]

昨夜は先週切り出したギアボックスを組立て、ギアや車輪を取付けました。
まず、スペーサに通すφ1.0のドリルロッドにφ1.5×φ1.0の真鍮パイプをかぶせ、その上にウォームホイールを固定します。これをM1.7 のネジで両側から徐々に締め付けながら芯出ししていきます。
スペーサの切断面がよく見るといくらか斜めってて一抹の不安はありながらもウォームを通した軸は一応クルクルまわることはまわります。
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モーターは鉄コレ動力改造用に去年入手したミネベアSS10G0RTMをM1.4 ビスでブラケットに固定し、これをピニオンからスーパー2段でまず33:12に、さらにウォームとヘリカルギアで28:1に減速するのでトータルで77:1とまずますの減速比のはず。
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集電ブラシはIMON製の品番2023を折り曲げ・穴あけ加工して取付けました。私の折り曲げの精度が低く、ブラシの方をかなりイビツな形に変形させる必要がありましたが、ひとまずこれで走るようになりました。ギアの嚙み合わせはエッチングとリーマ加工でそれなりに正確さを期してもなお、ちょっとキツかったようで、いくらか慣らし運転をしたらそこそこスムーズに走るようになりました。しかしギア回転の抵抗はまだあって、あまり低速(3V程度)だと走りは安定しませんし、長時間運転にはモーターが耐えられないかもしれません。台車中心間は53㎜程度しかなく、フライホイールのスペースは確保できず装着を断念しました。
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それにしても、これをもう一個作る気力がなかなかわきません。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(9) [日立鉱山電車] [日立鉱山電車]

久々に鉱山電車の電関に手を付けます。
鉄コレ動力TM-ED02が分解したら直線しか走れず、カーブを切れないことがわかり、しばらく中断していました。
再開のきっかけはIMON製の両側絶縁のφ9.8車輪を発見したことです。
車輪径はほぼスケール通りでスポーク車輪なのも気に入りました。
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歯車はナローガレージさんが旧だるまや製を再製品化してくれてるので
ギアBOXを作れば動力部分を解決できるのではないかと。

インサイドフレームはさすがにいつものt0.3真鍮板では強度不足なので、t0.7を使いました。
この厚さになると我が家の伝家の宝刀・サンハヤト裁断機が使えないので糸鋸で50㎜幅の板を56㎜にカットしました。もう数十年ちゃんとした糸鋸作業をしていなかったので真っすぐ切れずに苦労しました。
しかしなんとかエッチング原図を転写してエッチングの準備が出来ました。
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ちなみに床板はあとから補強するのでt0.3で抜き落としにします。
フレーム部分のt0.7は抜き落としは無理なのでせめて両面エッチングにして糸鋸引きを楽にします。

エッチング板製作はとりあえず成功とします。
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フレーム切抜きは曲がり角が多いのと私の糸鋸技術が未熟なので、刃を何本も折りながら切抜いて、リーマとドリルを併用して穴あけ。
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ウォーム軸を貫通させるフレームのスペーサーはφ2.0xφ1.4の真鍮パイプにφ3.0xφ2.0を被せて6.4㎜にカットしてから軸の中点にφ1.0㎜の穴を開けます。その後でφ1.4の下穴にφ1.7㎜のタップを立てます。
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私は旋盤もボール盤も持っていないのでどこまで精度が出せるか極めて不安。


肝心の車輪は、まず12㎜ゲージの車軸を中央で切断して長さを3㎜詰め、φ3.0xφ2.0の真鍮パイプを4.7㎜にカットしたもので継ぎます。その後プレーン長軸の軸端は3.5㎜ずつカットして車輪をはめ直します。これを4軸分作るのは大変そう。
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素人設計でこれで本当にちゃんと走るかまったく自信ありません。
失敗したらディスプレイモデル化することにします。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(8) [日立鉱山電車]

今回はパンタグラフの3rdチャレンジです。
上枠をこれまでの0.5mm幅から0.4mmに細くしたのと、折りたたんだ時に不格好なので上枠の長手方向を1.0mm延長しました。もっとも折り畳み時の引っかけ爪をつけてないので折り畳みは想定しないつくりです。右側が今回作成したもの。スマホが安物なのでカメラの接写がききません。
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エッチングがうまくいきません。
F式エッチングが世に出て久しいですが、エッチング途中でレジスト膜が剥離して失敗することへの対策として、「むすこたかなし」さんのブログで、トナー表面のワックスをライターオイルで洗い落してトナーの金属面への密着力を高めるという手法の紹介を見つけたので早速ためしてみました。

ライターオイルは添加物が多そうなジッポーの高級品ではなく、成分がナフサだけのDAISOの100円のものを使います。これをレーザープリンタで印刷したOHPシートのトナー側に注ぐと水よりサラサラ表面を流れ、あっという間に乾きます。なにしろ安いので火気にだけ気をつけてジャージャーかけ流します。

実際オイルをかけてもトナーが一緒に溶けてしまうことはなく、表面の無色のワックスだけが流れたようです。

しかし、いざこのトナーをラミネーターで金属板に熱転写しようとすると、かなりの割合で転写に失敗します。ワックスがなくなったことで塗膜の強度は増しても金属への転写力がもしかしたら落ちたのかもしれません。結局4回目でやっと見られる状態になったので、漸くエジンバラエッチング液に浸しましたが、確かにレジスト膜の寿命は長くなったような気がします。

リベット転写がある車体本体にもこの手法を用いるには板の研磨に細心の注意を払う必要がありそうです。おそらくそれでも転写は失敗しそうなので、自宅でもOHPシート印刷ができるようにそろそろキャノンのモノクロレーザープリンタを買うしかないかと思い始めています。今は職場で実費を払ってOHPシートに印刷させてもらっているので。

単身赴任先に模型工作一式を持っていくわけにもいかず、工作は月に何度か水戸に帰った際に行いますが、水戸ではOHPシートを手差しで印刷できるコピーサービスやってるところがないんですよね。エッチング液すらどこにも置いていないので全てがamazon頼みです。水戸にIMONビルはあるけどお店は無いのもつらい。通販の都度送料だけで年間いくらになるのやら。
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日立の鉱山電車の模型 ~ 20t電機編(7) [日立鉱山電車]

そしてやっとのことで車体本体に手を付けます。
車体にはリベットが無数にならんでいるため真鍮版へのトナーの転写には非常に気を使います。
なんとかここまでは見られるレベルですが・・・
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湯せんしたエッチング液を撹拌したり板をひっくり返してもエッチングは思い通りには進行してくれなくて、余りきれいには仕上がってません。サイドエッチング対策で0.05mm程度サイズに余裕をもたせているのでヤスリ仕上げで整える必要があります。
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一応組み立ててみましたが、ところどころエッチングが進み過ぎて完全には長方形になってくれず、微妙に台形です。
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それから初歩的なミスでキャブの側面の窓が左右逆・・・
水戸ではOHPシートに手差しで印刷できるレーザープリンターを使える店が無いので、続きは来週ですね。
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